挑戦中
こんにちはスタッフ友子です。https://suehirodenki.blog/diary/post-18509/
今、読み込んでいる本について書きます。お付き合いください😊
今年生誕100年の三島由紀夫さんの小説「豊饒の海・春の雪」です。今まで三島作品は食わず嫌いと言うか合わない気がして避けてきましたが、ふと読む気になったので、宝塚歌劇団で昔公演していたこともあるこの作品を選んでみました。三島さんの遺作である「豊饒の海4部作」の1です。うーん、表現の氾濫に頭が追い付かず苦労。内容は簡単に言うと「拗れまくっている侯爵家の主人公と伯爵家令嬢の悲恋と破滅」です。主人公に1ミリも共感できない雅に欠けた私は、悩んだ末に妻夫木聡さん主演の「春の雪」を配信で観、課金して宝塚の舞台も鑑賞しました。さすが宝塚、分かりやすい😊!やはり共感はできませんが、話の魅力が少しずつ分かってきたような気がしました。今、もう一度本に立ち返って読み込んでいます。
この作品には元ネタがあり、あの、菅原孝標娘(更級日記・著者)が書いた「浜松中納言物語」です。内容は輪廻転生の、今で言うファンタジーものでしょうか。だから「春の雪」の主人公は若くに死に、4部作の中で輪廻転生を繰り返すことになります。
ちなみに「浜松中納言物語」の元ネタはなんと「源氏物語」。紫式部オタクの菅原孝標娘らしい😊ですね!平安時代から続く二次創作(?)の流れ、エモいですね❤