読書 40年続くシリーズものに最新作が!

こんにちは

末広電器のメガネの従業員、中嶋です。

今回は待ちかねた趣味のお話です。

突然ですが、皆さんは長年追いかけているものはありますか。

私はあまり長続きすることができません。

昔に友人が、不精なきみでもこれならできるだろうというのでまりもをお土産にくれたことがあります。曰く、1週間に一回程度水を替えれば育てられるというのですが…それすらも続けられず、カラカラに乾かしてしまったことがあります。

こまめに続けるのが苦手なようです。

そんな私ですがシリーズ物の本は追いかけるのが好きです。

長く追いかけているものは二十歳の時からですので、20年を超えました。

これもまりもをお土産にくれた友人から押し付けられた借りたのがきっかけです。

シリーズは『戦闘妖精・雪風』。作者は日本SFの大家、神林長平です。

タイトル通りのSF戦記物です。しかしこの作者の特徴として、人と機械のコミュニケーションというテーマが本題でもあります。小難しそうですが、平易な文章ですごく読みやすい作家さんです。

第一作、表題の文庫版刊行はなんと1984年。私と同い年です。

2冊目が1999年。わたしが読み始めたころはここできれいに完結したなあと思っていましたが…。

これをもとにアニメ作品が作られ、それを見た作者がインスピレーションを得て2006年から続編を執筆。2009年にまさかの三冊目が刊行されました。

2006年ごろは私も大学4年生でしたが、卒業のめども立たず鬱々とした日々を送っていました。しかしシリーズ再開の報を目にして、刊行されるまではなんとしてでも生き延びなければと思わされました。非常に熱量の高い時期でした。

三作目は正直、かなり読むのに苦労した作品です。というのも、作中の状況的にキャラの掛け合いが少なく、ほかの作品に比べると内省的な描写がかなり多い作品だからです。よく読み切れたなあと自分でも思います。

時は過ぎ、2022年に4作目が出たころには私も結婚をしていました。新生活を送りつつ、GWに一気に読みました。

そして2025年。何気なくネットの海を泳いでいると5作目の刊行情報が。

即購入しました。

え。たった2年程度で新作を読んでもいいんですか?大丈夫?作者の刊行ペース上がってません?

しかも

本の帯には

『 「新3部作」第2弾 』

の文字が。

 

次作も確定じゃないですか。やったー。

3月1日現在、まだ全部は読めていないのですが、すごく好みの展開です。とにかく対人対話能力の壊滅的な主人公が新登場の人物に会話でボコボコにされている…。

休日の子供の昼寝時間にだけ読んでいます。もう待ち遠しくてたまりません。

いやあ、楽しみがあるっていいですね。

神林先生も書き続けてくださることに感謝です。長く追いかけられるものに出会えて幸いですね。

「敵は海賊」シリーズもお待ちしております…。